TAVARUAストーリーVOL.3
ウッドタワーでルックアウト。

フィージー タバルア島

10数年ほど前の話になるけど、この島、タバルア島の波は今も変わらないと思うので、気になるサーファーは読んでみてください。

タバルアに滞在できるだけで夢のようなんだけど、タバルアに行くのだから、世界的に有名なクラウドブレイクのあの極上レフトに乗ってみたいと強く思っていた。
タバルアトリップの初日。島に初上陸した後、チェックインを終わらせた後、ブレ(部屋)を割り当てられ、荷物を置いてから、レストランに行って用意されていたウェルカムドリンクを飲んだ。
レストランの目の前に広がる珊瑚の海を眺めながら、これから1週間の波乗り生活を夢想した。その後、僕は島を一回りする散歩に出た。ほんの15分ほどで一回りできるタバルア島。ほんとうに小さい島だ。
島の南西側に、人が登れるタワーが建っていた。登ってみると、遠くにブレイクが見える。備え付けの双眼鏡を使い、覗いてみる。
初めて肉眼で見るクラウドブレイクはとても遠くにあったが、双眼鏡で見ると綺麗に順序良く、左から右に規則正しくレフトにブレイクしていく波を確認できた。

「おおおー!クラウドブレイクだ、やりたい!」

島からボートで15分ほどの距離にあるクラウドブレイク。島からは毎日4便、サーフィン用のスピードボートが出る。
時間割は朝一、10時、2時、夕方、といった具合だ。島に着いた初日ではあったが、僕は夕方の便に乗ってクラウドブレイクに行こうと決めた。

ps
島の南西側にあるウッドタワーには、朝起きてすぐ、波が気になるとつい、登ってしまうことになる。そういうサーファーが多いので、ウッドタワーはちょっとした社交場にもなっている。

story by Tokushi Akai


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